Our Favorite Music To Grow 第1回
こんにちは、今井です。今日からこちらのページにて、僕の所有する素晴らしいレコードたちのこと、オーディオのこと、楽器のこと、その他雑貨のことなどを紹介していきたいと思います!よろしくお願いいたします!第一回目の今日は何をやりましょうか...やっぱり僕が大好きなもので行きましょう。
Yesterday/Act Naturally デンマーク盤シングル
ベタなタイトルですね。教科書に載っていたこともあります。(現在僕が使っている教科書はLet It Beでした。)Yesterdayというのは今でこそ「ビートルズの名曲」とされて世界で一番カバーされた曲としてもギネス世界記録にも載っているものなのですが、当時イギリスではシングルカットされず、アルバムHELP!でもB面6曲目という中途半端な位置に置かれていました。(まあ、ある意味重要でもあるが)アメリカではキャピトルからシングルカットされたのですが、こちらも初めはカバーであるAct NaturallyのB面とまあ、雑な扱いを受けていたのです。
デンマーク盤はA面がYesterdayです。僕の持っている盤はあったはずのプッシュアウトセンターがなく、スリーヴとレーベルに書き込みがありますが、盤としてはまずまずの状態でVG+~EX-あたりでしょう。プッシュアウトセンターというのは、ジュークボックスで使えるように真ん中を割れやすく加工してあるもののことです。レーベルはodeonでレーベル外周にはUK盤のようなくるりと一周する表記がありません。
独自マトで7XKP-423-A/7XKP-424-Bとなっています。ちなみに僕は持っていませんが、HELP!のUKモノはXEX 549-2/XEX 550-2です。マザーやスタンパーの表記はありませんが、デンマークという国は1965年の人口が約475万6千人という小国であるため、こちらが一番目のマザーと考えても良いでしょう。
次のページより、聴き比べです。
僕が持っている、Act NaturallyがA面の音工アップル日本盤と聴き比べてみます。まずはAct Naturallyから。日本盤とはいえ、悪くないですよ。リバーブが大きめにかかっています。また、高音域のブーストは日本盤の方が味わいやすいかもしれません。デンマーク盤の重低音は好きです。リンゴの力強い歌はより明瞭でギターはよりグレッチの良さが出ていると感じました。やっぱり、北欧デンマーク盤は素晴らしい。盤も重量感が良いです。Yesterdayに行きましょう。こちらは、圧倒的にデンマーク盤です。ポールの息遣いまでもがしっかりと聴こえます。またストリングスは完璧です。圧力がすごい。現代のCDなんかでは絶対に味わえない、あたたかく力強い完璧な響きです。しかし、高音域はAct Naturallyのほうが優れていると感じました。Yesterdayでは不必要に音割れしてしまう場所もありました。
レコードは両面それぞれ別のマザー・スタンパーからカッティングされますから、もちろん両面で差が生まれてしまいます。それもあって、たくさん、いろいろな国やプレスの違いを探すのが楽しいのです。最近、Beatles For Saleの茶帯付き音工オデオン盤が1,200,000円で落札されましたね。このように僕は音にもこだわってレコードを聴きたいと思っているので、日本のステレオ盤はもうこれ以上買いませんが、茶帯などに関しても、特別音が良いだとか、メンバーが持っていただとか、一番目にプレスされただとかといったものでなく、ただただ帯の色が珍しいだけというものなので、僕はあまり興味がありません。ただ、いろんな楽しみ方があるのがビートルズとレコードなのです。
今回はこんな感じです。いかがでしたか??次回がいつになるか、はっきりとは分かりませんが、楽しみにしていてくだされば嬉しいです。(いいものを見つけたら、嬉しくなって自慢したくなりますよね。。。)お読みいただき、ありがとうございました。
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